障害ではなく、一人の「働く人」として

私は精神科病院のソーシャルワーカーとして10年近く

働いた後、障害者の就労支援に20年携わっておりま

す。

この間、一貫して大切にしてきたことがあります。

それは、「障害があるからといって特別視したり、可

能性を決めつけたりしないこと」です。

利用者の皆さんを一人の「働く人」として尊重し、必

要な配慮を行いながら、それぞれの個性や得意なこと

を活かせる環境づくりを心掛けています。

一方で、「障害があるから成長できない」と考えたこ

とはありません。

私たちは、障害の有無に関係なく、人は成長できる存

在だと信じています。

そのため、新しい仕事に挑戦する機会をつくり、自分

で考え、経験を積み重ねながら成長できる環境を大切

にしています。

成長とは、仕事ができるようになることだけではあり

ません。

責任感を持つこと、人を思いやること、自分で考えて

行動すること、仲間と協力することなど、人として成

長していくことも同じくらい大切だと考えています。

私たちはこれからも、一人ひとりの可能性を信じ、仕

事を通して自信を育み、人としても成長できる事業所

であり続けたいと思っています。

就労継続支援A型事業所ポルテ 

管理者 河本 順二

改善を積み重ねた先に、1日54件のご注文をいただきました!

先週、過去最高のご注文数を更新したことをご紹介し

ましたが、本日はさらに54件のご注文をいただくこと

ができました。

これも、お客様にご利用いただいたことはもちろん

ですが、日々の改善を積み重ねてきた結果だと感じて

います。

ここ数か月は、メルカリ担当者の方から販促・広告機

能、売促進の活用についてアドバイスをいただき、

一つひとつ実践してきました。新しい取り組みに対

して、利用者の皆さんも柔軟に対応してくださり、

「まずはやってみよう」という姿勢で協力してくれて

います。

また、以前から課題となっていた滞留商品の解消にも

力を入れてきました。

商品のグループ化や価格の見直し、クーポン、タイム

セール、広告機能の活用、商品の見せ方の工夫など、

小さな改善を地道に続けてきた結果、少しずつ商品の

流れが良くなってきたことを実感しています。

私たちの事業所では、「一度に大きく変える」のでは

なく、「毎日少しずつ改善する」ことを大切にして

います。

利用者の皆さんも、変化に柔軟に対応しながら新しい

業務に挑戦し、それぞれがチームの一員として力を発

揮してくれています。

今回の54件という数字はゴールではなく、日々の積み

重ねが形になった一つの通過点です。

これからも、お客様に安心してお買い物を楽しんでい

ただけるショップづくりと、利用者の皆さんが成長を

実感できる職場づくりの両方を大切にしながら、一歩

ずつ前へ進んでいきたいと思います。

いつも当ショップをご利用いただいている皆様、本当

にありがとうございます。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

利用者インタビュー ~利用者Yさん~

今回は、当事業所を利用されて約半年になる利用者

Yさんに、お話を伺いました。

Q: 利用のきっかけを教えてください

昨年4月、2回目の入院生活を終えて退院し、一般就

労を目指して就職活動を始めました。

それまで福祉サービスを利用した経験はなく、病院

のソーシャルワーカーから就労継続支援A型について

教えてもらったものの、当初はどのような場所なのか

イメージがわきませんでした。そのため、数か月間は

一般企業への就職活動を続けていました。

しかし、なかなか希望する就職先が見つからず、

「このまま悩みながら過ごすよりも、まずは福祉サー

ビスを利用して働いてみよう」

と考えるようになりました。

その後、ハローワークや就業・生活支援センターへ

相談し、ポルテを紹介していただきました。

見学や説明を受ける中で、代表と事業所管理者の両名

が精神保健福祉士の資格を持っていることも安心材料

となり、家族とも相談したうえで利用を決めました。

*実際に利用してみて感じたこと

私にとって就労継続支援A型は、一般就労へ向かうた

めの大切なステップだと考えています。

今は焦って就職を急ぐのではなく、自分の体調や生活

リズムを整えながら、じっくり将来について考えられ

ています。

以前は接客業の経験しかありませんでしたが、実際に

働いてみると事務の仕事にも興味が持てるようになり

ました。

また、人間関係に悩むことが多かった私にとって、仕

事に集中しやすい環境で安心して働けることは、とて

もありがたいと感じています。

一方で、パソコン作業では目や肩が疲れることもあり

ます。そのため、仕事の合間にストレッチをしたり、

適度に気分転換をしたりしながら、自分の体調管理も

意識するようになりました。

*利用して成長したと感じること

一般就労をしていた頃は、「今日中にすべて自分一人

で終わらせなければ」という気持ちが強く、必要以

上に自分を追い込んでしまうことがありました。

今では、まず一日の作業をイメージし、

「どうすれば効率よく進められるか」

「時間をどう配分すればよいか」

を考えながら仕事ができるようになりました。

また、

「今日はここまで進めて、続きは明日取り組もう」

と、無理をしない働き方もできるようになったと感じ

ています。

さらに、大きく変わったことは、相談することへの抵

抗がなくなったことです。

自分一人で抱え込むのではなく、「難しい」と感じた

時には周りに相談したり、必要に応じて手伝ってもら

ったりすることも、仕事を進めるうえで大切なことだ

と学びました。

これからも一歩ずつ経験を積み重ね、自分らしい働き

方を見つけながら、将来の一般就労につなげていきた

いと思っています。

 代表者より

Yさんが話してくださった「一人で抱え込まずに相談

することの大切さ」は、仕事だけでなく、これからの

人生にも役立つ力だと感じています。

就労継続支援A型は、一般就労を目指すための「通過

点」であると同時に、自分に合った働き方や生活リズ

ムを整え、自信を積み重ねていく大切な期間でもあ

ります。

私は代表者であると同時に、相談支援専門員として利

用者の皆さんと関わらせていただいています。

一人ひとりが抱える不安や悩みは異なるため、「その

人にとって今、何が必要なのか」を一緒に考えなが

ら、それぞれのペースに寄り添うことを大切にして

います。

これからも利用者の皆さんが安心して働き、自分らし

い一歩を積み重ねられるよう、スタッフ一同サポート

してまいります。