一人ひとりの得意を、生産活動の力に

この1年間、当事業所では利用者の退職者が一人も

いませんでした。

開所から半年ほどの間には、数人の方が退所され

ました。

その経験をきっかけに、スタッフ間で「利用者が安心

して働きながら成長できる環境とは、どのようなもの

だろう」と話し合いを重ねてきました。

そこで、私たちが特に大切にしてきたのが「適材適

所」です。

利用者一人ひとりの得意なことや特性を見ながら、

作業内容を柔軟に変え、生産活動の成果にもつな

がるよう工夫を続けてきました。

手先が器用な人、商品のピッキングが速い人、検品が

好きな人、パソコン作業が得意な人など、それぞれに

異なる強みがあります。その強みと仕事がうまく結び

ついたとき、一人ひとりの力は、事業所にとって大き

な力になります。

最近、利用を希望して見学に来られた方から、

「生産活動に真剣に取り組んでいる環境が、うらやま

しいです」

という言葉をいただきました。

私たちにとって、とてもうれしい言葉でした。

「安心して働けること」と「仕事に真剣に取り組める

こと」は、どちらも大切です。安心できる環境がある

からこそ、新しい仕事に挑戦でき、自分の得意なこと

を見つけ、少しずつ成長していけるのだと思います。

当事業所は、あと2か月で開所から2年を迎え、定員も

少しずつ満たされつつあります。

これからも一人ひとりの得意なことを大切にしなが

ら、利用者が安心して働き、その力を十分に発揮でき

る事業所づくりを続けていきます。